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わんぱく君のふわふわ日記

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沈黙

遠藤周作原作、マーティン・スコセッシ監督のアメリカ映画「沈黙 -サイレンスー」を見ました。
内容としては江戸時代初期、主人公(司祭)の先生とも言える司祭が日本で棄教した、という噂の真相を探るべく、主人公ともう一人の司祭が隠密裏に日本(長崎県)にやって来て、隠れキリシタンの現実を見つつ、“司祭”(=宗教者)として人を“救う”のか、“人間”として人を救うのか、という葛藤というか心の戦いを描いた作品です。
わんぱくは「文豪」と言われる程の日本人原作者の小説をアメリカが映画化するという事で、一体どの様な映画になるのか、非常に興味を持って見ました。
で、感想は………。
非常に“重い”映画でした。
アメリカ映画にしては珍しく、派手なところも無く、華やかなところも無く、ただただ淡々とストーリーが展開していきます。
非常に考えさせられる映画でした。
なのでハッピーエンドでも無ければつまらない訳でもない。
とにかく重い、考えさせられる映画です。

わんぱくは原作は今回、読んでいませんが映画化にあたり、原作を丁寧に映像化した、と思います。
実際のところはどうだか分りませんが、「海賊と呼ばれた男」みたいにハショッテハショッテハショリ過ぎたのと違って原作に忠実に作ってあるなぁ、と思われます。
でないと約3時間もの長い映画、日本じゃ考えられないですもの。
それに何でもかんでも営業的に利益が出ないとやらないアメリカ映画に於いて、この映画ははっきり言って営業的にはダメでしょう。
それなのに映画化に踏み切ったマーティン・スコセッシ監督は素晴らしい!と思います。
いろんな意味でマーティン・スコセッシ監督、あっぱれ!と言いたいです。
ちなみにこの映画、アカデミー賞にノミネートされているらしい。
多分、取らないと思いますが、ノミネートされるだけの価値ある映画だと思います。
“素晴らしい力作”と云う事は言えると思います。



by ad-sunafkin | 2017-02-10 03:04 | 映画

ふわふわとした毎日を送っている私の日記帳です


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